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GPS軌跡で北海道白地図を描く 5日目


2009.11.27 室蘭市 → 森町 → 函館市


 前日はハードだったんで今日は緩めに函館あたりまで、ということで5日目スタート。雨なのでいきなりチキウ岬は通過のみでスルー。次は道の駅「みたら室蘭」と白鳥大橋へ。


 
左:道の駅から見る白鳥大橋  右:白鳥大橋走行中(危)


 朝なので道の駅も開いてない。今日も朝ごはんなしかな〜 と思いながら国道37号で室蘭を後にして、伊達市へ。


 


 伊達市の道の駅「だて歴史の杜」。敷地内に景観配慮したびっくりドンキーがあるんだけど、朝からハンバーグはちょっと… ということでパス。


 そのまま国道37号で洞爺湖町へ… なんだけど、前に道の駅「あぷた」に行ったとき、駐車場からより海側の道があるのを見つけていたので、ココから分岐し海側へ。



 道はなんのことはなく漁港への道で、そのまま国道37号へ合流。そのまま次の道の駅「とようら」へ。



 豊浦町は内藤大助の出身地らしく、道の駅の中には関連展示があった。


 このあたりをドライブするとき、昼ごはんは長万部であんかけやきそばか、八雲でキーマカレーというのがウチの定番。もう長万部まで来たけど昼前なんで、このまま国道5号を八雲町へ。



 いつも気になっていた交通安全看板をこのあたりで撮影して、あとはキーマカレーだ〜 と八雲についてが店はお休み… そのまま国道5号を南下。


 
左:森駅  右:阿部商店のいかめし(500円)


 50kmほど進み、今日は嗜好を変えて駅弁で昼ごはん。ピザ屋? という森駅に入り、いかめしを買う。いかめしって400円くらいじゃなかったっけ?


 森駅から国道より海に近い道道1028号を通り、道の駅「つど〜る・プラザ・さわら」へ。


 
左:駒ケ岳… 下しか見えないけど。  右:道の駅「つど〜る・プラザ・さわら」


 しかしこの写真、まだ13時ってのが信じられないくらいの暗さだなぁ… そのまま国道278号へ合流して鹿部町へ。



 言うほど景勝でもないと思うけど、単調な道にあって一服の清涼剤「三味線滝」。天候がよければ羊蹄山・有珠山が見えるらしいが… 


 国道278号を抜け、昔、椴法華村と言われていたあたりから道道625号を通り恵山岬へ。


 
左:水無海浜温泉  右:恵山岬灯台


 とてもじゃないけど、水無海浜温泉は入る雰囲気じゃない… 寒いし。恵山岬は行き止まりなんで、国道278号へもどって、道の駅「なとわ・えさん」へ。


 
左:道の駅「なとわ・えさん」  右:展望台から恵山方向を眺める。


 国道278号で女那川まで行き、そこから秋口に見つけた手掘りトンネル群のある道道41号へ向かいサンタロナカセ岬へ。



サンタロナカセ岬と手掘りトンネル


 で、これも前に見た時に疑問に思っていた、戸井線アーチ橋についても調査。


 


 民家の間にある細い急勾配の道をのぼると、そこは普通の砂利道。見ないほうがロマンあったかも…


 国道278号を函館空港の横を通り、そのまま函館市街地方向へ。ココから函館市道(?)に入り、



 海沿いの道を抜けて立待岬へ。


 
左:立待岬  右:駐車場から見る函館市街。



 立待岬からの帰り道、場所はこの辺り。なかなか良い景色で、夜景なんかもいいんじゃない? とか思ったんだけど、夜間通行止な上、墓地の真ん中を通っていかなきゃないという夜中にはちょっとアレなロケーションのため、やっぱり夜景はダメかも…


 函館山の青森側は道路が通ってないため、立待岬が行き止まり。函館観光らしい町並み(西部地区)を抜け逆側の函館山の裏側へ。


 
左:大三坂(かな?)  右:(多分)八幡坂


 函館はよく来るけど大体が飲み食い目的なんで、こんな綺麗系スポット来たのはじめてかも… まぁそこを通過し、函館漁港から、いつもとは逆側の函館山を眺める。



 おしゃれスポットのそばに普通の北海道の漁港の風景。個人的にはこっちのほうが落ち着く風景だなぁ。この先をさらに行き止まりに…



 と思ったんだけど、写真の通り、家につきそうなほどの幅の道路で、しかもこんな時間に抜けると不審者と思われるかなぁ… とか色々考え今回は断念。この先は海水浴場なんで、次回、夏にでもね。でもこの辺(入舟町)って、なんか北海道らしくない町並みでいいね。


 今日はちょい早いけどここで宿へ。そのままホテル内のレストランで食事なんでご飯写真はなし。それじゃさびしいので



 旧函館区公会堂と夜の函館山という感じの写真で。上の電線が邪魔だなぁ…









本日の走行距離 330km


 今日通過した市町村 9市町村
(伊達市・洞爺湖町・豊浦町・長万部町・黒松内町・八雲町・森町・鹿部町・函館市)

GPS軌跡で北海道白地図を描く 4日目


2009.11.26 釧路市 → えりも町 → 室蘭市


 次の宿泊地をどこにするのかが非常に悩ましかった日。距離的には3〜400キロ程度が1日に走る目安なんだけど、そこに良い宿泊地がないのだ。いや、宿はあるんだけど、普段の行動範囲内なんで、そこで宿泊するってのはどうも旅情が… まぁ走りながら考えると言うことで4日目スタート。


 とっととホテルとチェックアウトして、最初に向かったのが道の駅「しらぬか恋問」。




 朝も早いんで、俺のほかは店の人、あるいは釣り人くらいしかいないス。国道38号を時折釣竿がずら〜っと並んでいる風景を見て、鮭釣りなのかなぁ… とか思いながら、次のポイントの秘境駅へ。


 


 尺別駅は国道から少し離れたところにあって、なぜこんなところに駅!? という風情。昔尺別炭鉱というのがあったらしい。北海道の過疎地は炭鉱と切っても切れない関係だなぁ…


 国道38号にもどり、尺別駅から少し進むと道道1038号との分岐があって、道道のほうがより海沿いなのでそちらへ向かう。


 


 このあたりは道道で、惜しくもふさがれたトンネルを尻目に進み、この分岐を海側に進むと



 昆布刈石展望台という場所にたどりつく。展望台の前後はダートで、なんだか「昔懐かしい北海道の道路」といった風情。嫌いじゃない。


 
左:展望台から東を見た風景  右:本当に?



遠くに十勝太ロランC局、ってアンテナ細くて見えないし。


 良い感じの道ではあるけど、近くまで国道336号の工事がきちゃってるので、ひょっとするとこの風情を楽しめるもの時間の問題なのかも…


 で、その国道336号を進み広尾町へ。もうすぐ昼なんで、コンビニで適当に昼ごはんを調達してるうちに雨が降ってきて、



 黄金道路で襟裳岬へ。ところで黄金が敷き詰められるほど金がかかったので「黄金道路」と呼ばれているって本当?


 


 
旧トンネルがゴロゴロあったり、今もトンネルを掘っているところを見るとホントに黄金道路かも…


 そんな黄金道路を進むと、突端の岬が「何もない春」でお馴染みの襟裳岬。



 アザラシがいるはずなんだけど、遊歩道が通行止めで先までは行けない。行けたとしてもこの寒さでは行きたいとは思わない… それほど風が強い。


 
右:襟裳岬灯台。無人化は割と最近。  左:襟裳岬の駐車場時節柄(以下略)。


 襟裳岬を後に国道336号(もう黄金道路じゃない区間)で様似町へ。ここから海側へ旧道で抜けられるようなので、そちらへ。


 


 新トンネルを通らず旧道を通ったつもりしていたけど、じつはその海側にもう一つ旧道があったらしい。手彫りトンネルは通れるけど、今は海に出る通路として使われている模様。ちなみにこのあたり、「日高耶馬溪」と呼ばれているらしいんだけど、どのあたりが耶馬溪なのかよくわからん… いや、もとより耶馬溪ってのは知名だと思ってたんだけどさ。地形のことを指すのかな?


 そんな日高耶馬渓を後に、国道336号→国道236号→国道235号と走り、道の駅「みついし」へ。



 道の駅「みついし」に着いたのが15時ちょい前ってくらい。ここで決断。今日の宿泊地を室蘭市と設定。大体あと200km走ることになるのでここからは合宿モード


  
左:道の駅「サラブレッドロード新冠」  右:道の駅「むかわ四季の館


 むかわ四季の館で既に17時をとっくにまわっちゃってる状態。それでもあと100kmはある。そりゃ四季の館の写真も適当になりますよ(?)。すいません、ホントに適当にとりました。


 …ここから室蘭までの間、写真・コメントなし…


 
左:ホテルにて、サッポロビール復刻版  右:新日本製鐵プラントの煙突


 20時前に室蘭市到着。輪西のホテルなんで新日本製鐵の工場が目の前。たまに煙突から勢い良く炎が上がるのが見える。なんだかブレードランナーみたいな景色だな〜 と思いながら食事へ。



 室蘭と言えば、焼き鳥(焼き豚)ですねぇ〜








本日の走行距離 500km


 今日通過した市町村 18市町村(飛び地の釧路市除く)
(白糠町・釧路市(飛び地)・浦幌町・豊頃町・大樹町・幕別町・広尾町・えりも町・様似町・浦河町・新ひだか町・新冠町・日高町・むかわ町・厚真町・苫小牧市・白老町・登別市・室蘭市)

GPS軌跡で北海道白地図を描く 3日目


2009.11.25 斜里町 → 根室市 → 釧路市



 11月25日、3日目の朝も快晴。今日の宿は朝ごはん頼んでないので、早々にチェックアウトして斜里駅へ。



 
左:斜里駅を上から  右:斜里駅前



 斜里駅と言ってたけど、今は「知床斜里駅」なんだね。で、続いて道の駅「しゃり」へ。





 来たのはいいんだけど、朝早くて開館していない。ガラス越しにねぶたなんかが見える。なぜ知床でねぶた?(答:しれとこ斜里ねぷた、友好都市青森県弘前市との文化交流らしい)。



 ということでGPS軌跡で白地図を描く旅を続けるんだけど、知床横断道路(知床峠)は例年11月からゴールデンウィーク前まで冬季通行止めなんで、ページ上部の地図の通り、知床半島へは向かわず国道244号で根北峠を抜け、知床半島の向こう側の忠類あたりに向かう。やっぱり旅は10月までだなぁ…





 遠くに見える知床連山。このあたりから見ている風景。国道244号を根北峠に向かうと、1年半ぶりの第一幾品川橋梁。




 遺構は草木が繁茂してないときのほうが見やすくていいけど、今時期の越川橋梁は歴史も相まってやっぱり荒涼としすぎかな?根北峠は降雪もなく、無事通過。知床半島はちょっと手抜きしたんで、野付半島はちゃんと踏破する。と言いながら写真はいきなり野付半島ネイチャーセンターあたりの風景。



 
左:遠くに国後島(見えないか…)  右:道路の左がオホーツク海、右が太平洋(ウソ)



 しかし野付半島、道路の左右に海が見えるってのは、ナンボ程細い陸地なんだっ。





 ちょうどトドワラのこのあたり。こういう砂嘴って何年後まで存在するんだろうね。も少し先に進むと、





 このあたりで通行止め。行こうと思えば行けるんだろうけど、素直に従いましょう。ちなみに野付半島はこの辺





 別海町と標津町で別れて、ちゃんとカントリーサインも掲示さてている(道道なのに)。いや、それだけだけど。で、野付半島を後に国道244号で風連湖の方に向かい、奥行臼駅逓へ。



 
左:正面から  右:横から(なんか歪んでない?)



 駅逓って?大体なんて読むんだ(答:えきてい、北海道の明治から昭和初期、開拓の頃にあった宿屋・郵便局・レンタカーって当時は馬だけど、を手配できる場所だったらしい)。





 時節柄(以下略)、客は俺以外エゾリスのみ。駅逓を後に、もう少し近代の遺構、奥行臼駅へ。といってもすぐそばなんだけど。



 



 駅舎の中には昔のベンチとかが残ってていい感じなんだけど、鍵がかかっていて中には入れず。






道路をはさんで近所に旧別海村営軌道の遺構(ターンテーブル)と思われるものが…



 そんなこんなで奥行臼を後に、国道243号から国道44号へ向かい、道の駅「スワン44ねむろ」へ。



 
左:道の駅「スワン44ねむろ」  右:看板に偽りなく、風連湖にスワン。



 中のレストランではエスカロップを出していた。土地柄だねぇ〜。もうすぐ昼だし、根室市街まで行ってエスカロップを食べよう。





 根室の市街地。案内看板には普通に漢字とローマ字とロシア語の記述。ホント土地柄だねぇ。





 で、駅前の喫茶店(ニューモンブランという店)でエスカロップを注文。ところでさっきからエスカロップってなんだよ! って、見ての通りバターライスの上に薄いカツが乗っていて、それにデミグラスソースをかけたもの。ハイカロリーで美味しいすよ。



  お腹を満たしたので、道道35号で北海道最東端をめざす。



 
左:納沙布岬へ向かう風景  右:道すがら見た豪快な鮭の干し方



 



 納沙布岬。碑には「本土最東端」って書いてある。向こうに灯台もあるのでそっちも行ってみる。



 
右:納沙布岬灯台  左:灯台の海側。難破船の残骸がなんとも…



 天候のせいもあるけど、宗谷岬より最果て感があるなぁ。



 で、気になったことが一つ。場所柄「北方領土をかえせ」的な石碑がいくつかあるんだけど、そのうちの一つに、石碑を囲むように小さな蛙の石像があるのね。





 北方領土が帰る… かえる… 蛙… いや、まさかね。





 納沙布岬を後にしようと道道35号に戻ったちょうどその場所に、おそらく日本最東端と思われるバス停。ここまできたついでなんで、日本最東端の鉄道駅にも寄ってみる。



 
左:東根室駅。こんな風景だけど、まだ14時  右:板張りホーム



 前に来たときは俺の他にも撮り鉄な人がいたんだけど、時節柄(以下略)。駅から鉄道なりに花咲の方へ向かう。根室車石という名勝があるらしい。



 
左:花咲港から落石岬方向の眺め  右:花咲灯台



 灯台から遊歩道を海のほうへ向かうと、





 確かに車輪の様にも見える石だ。俺の感想はAKIRAで大覚様が座ってた椅子の後側のデザインって感じかな〜。



 で、まだ14時30分なのに夕日っぽい雰囲気になってきたんで、今日の宿を予約した釧路市へ向かう。でもちゃんと秘境駅寄り道はする。



 
左:昆布盛駅  右:初田牛駅



 花咲線は秘境駅が多いですねぇ。



 根室市から釧路市あたりの海沿いの道は「北太平洋シーサイドライン」と呼ばれていて(と去年落石の民宿で教えてもらった)、その道路を夕日の時間に西に向かって進むわけで、なんとも眩しい。そして綺麗。




撮影は浜中町のこのあたり。まだ15時半にもなっていないのに…



 海岸線を行く旅なんで、ホントは岬めぐり的な旅になるはずなんだけど、暗くなってきたんで霧多布岬はパス。





 あの橋渡れば浜中町市街で、その先に霧多布岬があるんだけどね。ちょい先の琵琶瀬展望台で夕日が見たいんで今回はパス。モンキー・パンチ氏に申し訳がたたん。



 
左:琵琶瀬展望台から霧多布湿原  右:同じく、海の方向



 夕焼けって感じの風景じゃないね。まぁ良い景色との出会いは運もあるので… たらればを言えば、霧多布行ったほうが良かったかな?



 このまま道道123号を進み、道の駅「厚岸グルメパーク」へ。



 



 雨は降ってくるし… 夕焼け出たら、雨だっけ?(答:夕焼けの翌日は晴れと言われる。ココに詳しい)。厚岸と言えばカキだけど、こんな時間じゃやってないので一路釧路市へ… とここで痛恨のミス。海岸線を行くのであれば国道44号を尾幌駅のところで道道142号へ向かうべきなんだけど、ボケ〜っと見逃してそのまま国道44号で釧路市に到着。




幣舞橋フィッシャーマンズワーフ。面倒なんでホテルから撮影。



 釧路にちょっと飲みに行きたい店があったんだけど、平日なのに混んでて入れなかった。テキトーに済ませたので今日はご飯写真なし。













本日の走行距離 465km



 今日通過した市町村 7市町村
(標津町・別海町・根室市・浜中町・厚岸町・釧路町・釧路市)

プロフィール

でこ

Author:でこ
10数年ぶりに林道に帰ってきたオッサンです。
2007年・2008年の林道探索記録についてはコチラ

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