東北の旅2011の5日目 (5/7)
2011.09.15 宮城県仙台市 → 岩手県米沢市 → 福島県会津若松市
5日目は内陸部を通る、ほぼ移動に徹した日。とは言っても観光地には寄るんだけどね。
今日の朝食バイキングは「焼きそば定食」という感じにしてみた。さすがに朝から少し重いw で、仙台市内を通り国道286号で山の方へ。宮城と山形を結ぶ最古の峠と言われる「笹谷峠」(地図B)を抜けて山形方面へ行ってみようという趣向。
途中、川崎町あたりに松並木があって、こういう松並木があるところって国道5号の赤松街道もそうだけど、なんだか歴史ありそうな風情でいいね! で、その並木を過ぎて更に進んでいくと
「大型車はこの先通行できません」の標示が出てきて、いよいよ難所っぽい峠を期待させる。で、実際の笹谷峠を通ってみると、ちょっと狭くて急な舗装路というぐらい、といった感じ。
確かにトレーラーとか大型ダンプの通行だと気を使いそうだけど、対向車とのすれ違いも(相手が乗用車なら)そんなに気を使わないかな? でも途中に登山道入口があったり、周りの山の風景はいかにも高い所を抜けている、という雰囲気があっていいねぇ。で、笹谷峠を抜けると
わりとすぐに山形県庁(地図C)がある。あんな峠のそばに結構大きい都市の風景、というのがちょっと変な感じ。国道13号で
このあたり、置賜盆地というのかな? を南下する。お昼時のいい時間に米沢市(地図D)についたんで、ご飯はちょっと贅沢に米沢牛をいただく。
駅そばの「米澤牛DINING べこや」という店なんだけど、なかなか高級っぽいお店で味はもちろん、雰囲気もイイ。ランチでお得に食べたんだけど、この店で好き放題な注文しながらビールとか飲んだら、金額的にどれくらいかかっちゃうんだろう… と余計な心配。
食事の後、せっかくの米沢なんで上杉神社(地図E)へ。
上杉謙信が祀られているメジャースポット。(恥ずかしいほど)歴史に疎い俺が見た感じ、参道の展示物(?)は謙信さんより鷹山さんのほうがフィーチャーされてる感じ。確かに「生せは生る 成さねは生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり」と書かれた碑を見たりするとグっとくるけどね。上杉神社を満喫して、国道121号で喜多方市方面へ進む。
福島県に入る前に、山形県最後の道の駅「田沢」(地図G)で一休み。2007年にきた時は「大河ドラマに直江兼続主役の天地人が決定!」みたいな幟が飾られてたっけなぁ… そのまま国道121号で福島県に入り、最初の道の駅「喜多の里」(地図F)へ。
実は今回の旅の目的の一つに2007年の旅で食べた喜多方ラーメンをもう一度てべに行こうというのがあるんだけど、ここで15時半ということで、なんとも中途半端な時間。ラーメンは明日食べることにして、今日はそのまま国道を南下して会津若松市(地図H)へ。
で、とっとと会津若松の宿にチェックインして、夕方のワイド番組を見てみるとテレビでは放射能測定値が常に標示されている。怖いでもない、悲しいでもない、この地に住んでいない俺はなんとも言い表せない気持ち(近い気持ちだと「やるせない」が近いかな?)になった。
複雑な気持ちになってもお腹は減るってことで、せっかく会津若松なんで馬刺し(写真はタタキかな)をいただく。明日からもガンガン観光するよっ と決意を新たに5日目は終了。
東北の旅2011の4日目 (4/7)
2011.09.14 岩手県奥州市 → 宮城県登米市 → 宮城県仙台市
今日はいよいよ平泉で中尊寺観光をした後に三陸海岸方面へ行ってみようという日。3年前に気仙沼で食べたマグロ定食500円美味しかったけど、今はどうなってるんだろう…
宿の朝食バイキング(今日のチョイスはまぁまぁでしょう)を食べで早速出発。近所の猫が振り返って見送ってくれた。国道4号で平泉は中尊寺(地図B)へ向かう。
で、中尊寺の入口。ここから「月見坂」を登って行くんだけど、これがけっこうな急坂。昔はもう少し楽に登れたんだけどな。老いと肥満はかくも… とか思いながら
少しずつ登って行くと
登り切る手前に本堂があるのでお参りして先に進へ
で、鐘撞堂の先に金色堂+宝物庫の入場券売り場に到着。宝物庫と金色堂は撮影禁止なんで、
金色堂の覆堂だけ撮影。
ありがたい気持ちになったところで、国道4号を先に進んで一関市方面へ向かうんだけど、その一関市街地(地図C)で気になる美容室が
モナーったらやっぱりコレだよねぇ。モナーがカットとかしてくれる図が頭に浮かんでチト変な感じ。一関市から国道284号で太平洋側へ向かい、とりあえず道の駅「かわさき」(地図D)で一休み。
ちょうど北上川の横にあって、その北上大橋に関するオブジェがあったりする。北上大橋というのは上の写真右のとおり、綺麗なデザインの橋(橋の内側からじゃわかりづらい?)。で、道の駅を後に更に進んで行って気仙沼市に入る直前(地図E)で走行10000キロ。 2年前の5月に買ったから、大体年間4000~5000キロ乗ってる感じだね。距離の撮影もしたんでそのまま気仙沼市へ向かう。
気仙沼駅(地図F)は標高的に高いところにあるので被害は受けてない様子。駅舎内の掲示板に貼られている外国人からの応援寄せ書きが温かくて良い。ココから2007年にマグロを食べた港の方(地図G)へ向かう。
震災からちょうど半年。地震の揺れによる被害は直されているんだろうけど、津波の被害はまだまだ全然、復興どころか復旧すらしていないといった雰囲気。やっぱりこういうのは自分の目で見てみないとわからないもんだな~ ちなみに2007年に上の写真2番目の「海の市」ってところでマグロ定食たべたんだけど、美味しかったんだよな~
またいつか食べに来られる日がくることを信じて、気仙沼を後にする。少し南下すると岩井崎(地図H)という景勝地があるんだけど
こちらもなかなか見るも無残な風景。写真の壊れちゃったバイク、多分KHだと思う(販売終了後30年くらい経ってるカワサキのバイク)。大切に保管されたんだろうけど、何とも勿体無いというかなんというか… 天災は残酷なもんだっていう当たり前のことを改めて実感。
こちらはJRの気仙沼線。運休中で、半年間列車が通らないと結構草も生えてくるね。なんだか無口になりながら国道45号を南下して南三陸町(地図I)へ。
ここはテレビで何度も放映された南三陸町防災庁舎があったあたり。こちらも全然復旧していない。そして南三陸町のホームページに掲載されているその時の様子が地獄絵図すぎる。最近の震災後に関する報道は原発に関するものが増えていて、それももちろん大事なことだけど、まだ復旧が終わっていない所があるってのを知っておくことも大事なことだと思う。
国道45号は南三陸町から内陸部に入り、その少し先の登米市の道の駅「津山」(地図J)で一休みにする。
この道の駅は木工工房+直売所があるので、そこで少し買い物して、遅めの昼ごはん(15時だ)をたべる。近くのテーブルに座った初老の男性が津波が起きた時のことについて世間話してて、それがちょっと興味深かった(どこどこの峠で普段は見えない海水面が見えた、とか、電柱に登ってしのいだ人がいる、とか、アレ過ぎてここでも書けないような話とか)。道の駅をあとに国道45号を進むと北上川に当たるんだけど、そのちょっと先(地図K)で
通り抜けできません! の標示。素直に川沿いの道で迂回して、次の道の駅「上品の郷」(地図M)へ。
上品と書いて「じょうぼん」と読むらしい。で、じょうぼんとはなに?(答:仏語。九品の最高位) 大きい道の駅で、ここでも開催されてたんだけど、そういうのによくあって、ちょっとガッカリするのは「北海道フェア」的なヤツ。需要があるんだろうから仕方ないんだけどね。道民の俺的には「はぁ、そうすか」という感じ。ちなみに北海道外でよく見る北海道では見ない北海道的なものというと、
札幌ラーメンどさん子、を思い出す。北海道ではあまりみない気がするんだけどね。ちなみに似てるもので「どさん娘」ってのもあるね。とまぁそんなことはどうでも良くて、そろそろ夕暮れてきたので国道45号を先に進む。東松島市のJR鹿妻駅(地図N)まで来ると
いきなりジェット機(T-2)が展示してあってビックリする。さすがブルーインパルス・松島基地のご近所。
暗くて写真がわりぃ~
そのまま暗くなった国道45号で松島市→仙台市へ。
まだ18時半なのに真っ暗だね~ とか思いながら仙台市の今日の宿へ。時間も時間で観光もできないため、旅の終わりにもう一度仙台市にくることにして、今日は適当に居酒屋へ。
地元食材(県内産森林とり だったかな?) にこだわった店らしく、大変美味しく飲んで4日目は終了。
東北の旅2011の3日目 (3/7)
2011.09.13 秋田県大館市 → 岩手県盛岡市 → 岩手県奥州市
3日目も朝から雨。ホテルで朝食バイキング(白米・味噌汁にナポリタンつける俺のセンス!)を食べて出発。国道103号・国道282号なんかを経由して道の駅「かづの」(地図B)へ。
この地方もう一つの名物、きりたんぽを食べて、国道282号を更に南下して岩手県は八幡平市(地図C)へ。
だんだん雨の降りが強くなってきているような… てか、最近の旅、マトモに全日晴れという旅がないような… まだ午前11時なのに夕暮れのような風景。
道の駅「にしね」(地図D)でちょと雨宿り。隣町は盛岡市だ(滝沢村もあるけど)。で、国道4号で盛岡市に向かって、まぁ盛岡といえば
わんこそばもいいけど、ここは冷麺でしょう。店は盛岡駅前の盛楼閣(地図E)って店で、辛口大盛りで上の写真のような感じ。手前左に乗っているのはリンゴじゃなくてナシ。ちなみに辛さに自身のない場合、
辛さは自分で調整、という便利な注文の仕方もあって大変親切。美味しくいただいて、更に国道4号を南下する。
やっと小ぶりになってきて、道の駅「石鳥谷」(地図F)につくころには少し青空も見え出してきた。ここで今日の宿を奥州市に決めて、更に国道4号を南下すると、途中に「イギリス海岸」(地図G)なる標示を発見。どうイギリスなのか確かめに行ってみる。
車をとめて遊歩道を進むと、こんな感じで通行止めになってた。「ドッテテドッテテ」って何だ!?(答:月夜のでんしんばしら By宮沢賢治 さすがイーハトーブっすね。でもドッテテって字で書いちゃうのはどうだろう?)。川から迂回すると
ちょっぴりイギリス海岸な雰囲気? ちなみにホントはこんな感じらしい。イギリス海岸を後に今日の宿、奥州市の翠明荘へ。
宿の入口にこんな碑があったり、なかなか由緒正しいっぽい土地。で、奥州市(水沢市)の名物ってのが思いつかなかったんで、
適当な居酒屋さんで夕食をとって、3日目は終了。今日は雨で移動日って感じだったなぁ。