ボツ写真(東北・関東甲信越の旅2012編)
旅の途中で撮ったんだけど、本文の文脈と合わないので使わなかった写真とかをダラダラと…
角館、保存地区じゃない地区の路地。江戸時代の町並みもいいけど、こういう昭和っぽい雰囲気の路地もいい。歩いているとキンモクセイのいい香りが… 芳香剤じゃないよな? と少し疑いたくなるのが昭和の路地。
JA秋田おばこの看板。萌よりちょっと前の時代、90年代アニメ絵っぽいのがオッサンにちょうどいい。
朝、明るくなってから宮古市をうろつくと、(写真では見づらいけど)大きな煙突が見える。調べてみるとラサ工業の宮古精錬所大煙突、というものらしい。なんだかランドマーク的に、あるいは観光的に使えそうな…
大槌町のJR吉里吉里駅(休業中)。恐らく近道なのか、線路内を歩いている町の人がいる。吉里吉里村とこの吉里吉里駅は地理的に別なトコと知ったのはわりと最近。
海沿いの国道を走っていると、中古車売るみたいにプレハブが売られている(写真は気仙沼市)。仮説的な住宅用途なのか、あるいは現場事務所用なのか。
岩井崎で津波をかぶったと思われる、変わった形の木があったので夕日をバックに写真を撮ってみた。後日これが「龍の松」と呼ばれている木だと知る。確かに龍っぽい。
旧雄勝町(今は石巻市)で掲げられている看板。スローガンとともに感謝の心が書かれている看板を設置している自治体はここ以外にも多く見かけた。
バイク乗りなんでついバイクに目が行くんだけど、ハーレーが異常に多かった。北海道と違って本州はハーレーにあらずばバイクにあらずなのかな~ と思っていたんだけど、コレ見てわかった。ちょうど日本最大級のハーレーイベントが岩手であったのね。
埼玉県は幸手市。「幸せを手にする街」という看板。どんな街か詳しく知らなかったんで少し検索してみると「らき☆すた」でまちおこし、とかそんなことが書かれていた。オッサンはミクトラしか知らない。
長瀞渓谷へ向かう路地にあった境界石。史蹟名勝天然紀念物保存法によるものかな? 横に
シブい石碑も建ってるし。
忍野八海で休んでいるカモ、カルガモかな? 飼われているのか、人が近づいても逃げない。
高遠町(伊那市)の路地にて。建福寺も鉾持神社も怪奇大作戦のロケで使われていたと知ったのは旅から帰ってきてから。今度行くときはちゃんと見てこよう。
中之条町で道に迷ってたどり着いちゃったところにシブいのが建ってた。中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」、明治18年に建てられた学校を博物館として開放しているらしい。スルーしたけど見てくれば良かったかな…
帰りのフェリー。車高の低い車は大型車と一緒。コペンじゃ無理だけど車中泊やキャンプも視野に入れると、いける場所に幅がでるんだけど… とまぁそんな感じでボツ写真企画は終了。
東北・関東甲信越の旅2012の8日目、と旅のまとめ (8/8)
2012.10.13 新潟港 → 苫小牧東港
その日のフェリーは、冬以外の日本海側としてはめずらしく結構揺れた。どうせビール1本飲んで眠るだけなんで大した問題ではないんだけどね。
ところで、ビール等アルコール類の自販機はオカと一緒で23時から5時まで販売中止。で、このフェリーに乗り込めるのは23時以降。売店で買うしかないんだけど、その売店も(確か)24時で閉店。
飲む気満々の人は、あらかじめ必要量買ってきてから乗船するか、売店で必要量買うか。いずれにしても、夜はお静かに… おりゃ1週間の疲れを取るため明日の昼過ぎまで寝るっ。
…と思っていたら、自分でも信じられないぐらい長く寝てしまって、あっという間に苫小牧東港到着。新潟では車の前に何もなかったんだけど、秋田で乗り込んできたと思われるトラックが増えてる。で、本州から北海道に帰ってきて最初にすることは…
寿司を食べること。本州でも色んなトコで寿司を食べてきたんだけど、やっぱり北海道で食べるのが安くて美味しい。
そんなこんなで2012年の東北・関東甲信越の旅はすべて終了。来年も東北に行くかな~ でもそろそろ他のところも見たいような…
さて、ここからは旅のまとめなんかを。
東日本大震災から半年で、主に宮城県・福島県を見に行った去年の旅から、更にもう1年。今回の旅は発災から1年半後の現地を見た感想とか。
2012.10.08 岩手県宮古市
2012.10.08 宮城県松島町
元々人が多かったところは復興も早く、そうでない所はまだ手付かずであることすらある、という当たり前な感想。でも、元々活気のあったところは津波をかぶった地区だろうが何だろうが、さっさと家を建て替えちゃったり商売が始まっていたり、新たな生活がスタートしている。一方、災害で発生した廃棄物は1ヶ所にまとめられているんだけど、その上から雑草が生えている(=しばらく動かしていない)というところもあったりする。
2012.10.09 宮城県仙台市若林区
2012.10.09 宮城県山元町
もちろん、お金は人が多いほうに多く集まる傾向だろうし、物理的に危険というような理由もあるかもしれないし、集団移転の予定があるとかね。でも地理的要因で人が集まリ安い場所 = 元々多くのお金が動く場所、そういうところは何があっても人は再び集まってくるので移転予定地にもならないし復興も早い。
2012.10.09 福島県川俣町
福島では放射線量による地区分けの関係もあるので話はもっと複雑なんだろうけど、ここでもやっぱり全く手付かず(に見受けられる)な所と、畑で除染作業実証実験をやってる地区があったり様々。似たような線量(だと思う)なんだけど、人が戻ってきてたり、きてなかったり。地震・津波被災地より人の「いる」「いない」が更に極端な印象。
2012.10.09 福島県田村市
北海道でもよく見る、かつて何か基幹的な産業があったんだけど、その衰退(あるいは他からの供給増)とともに地域での生産量や活動量が減って、非生産人口のみが地区に残り、ゆっくりと過疎化していくってパターン。ひょっとするとその超時間短縮版を見てるのかも…
2012.10.07 北山崎
10代の頃、ツーリングで北山崎は初めて見た時に「ああ、教科書で言ってた三陸リアス式海岸ってこれか」と、見た途端に理解できた。元々実感できないものが理解できないタイプだったんで、社会(地理・歴史)が苦手で(いや、苦手な科目は他にもたくさんあるけどさ)。フィールドワークって名前を知らない頃から、自分には肌に合うやり方だったんだと思う。
2012.10.10 吉見百穴 (人造人間キカイダー、ダーク秘密基地)
2012.10.12 長野県伊那市 (怪奇大作戦、鬼野村)
数日被災地をまわると、就寝時目を閉じた時とかに津波で何もなくなった風景が脳裏に浮かぶようになっちゃってね。忘れないのも重要だけど気が滅入ってマズイな、ということで以前から常々行きたかった特撮ロケ地にも行ってみた(それもフィールドワーク?)。吉見百穴は明るい時にもう一度来ないと。
2012.10.12 吾妻線と並走する国道145号
ダムに沈むとかで今後見られなくなる場所ってのもよく行くんだけど、実は写真を撮ること自体にあまり意味はなくて実際に目で見るってことの方が重要。と、若い頃は思ってたんだけど、このトシになると写真がないと後から当時の心情とか空気感を思い出せないのね。
まとめどころか取り留めもなくなってきたんで、このあたりで旅の感想もおわり。来年もいくかな~