謎の中華三昧
道道2号をオロフレ峠から登別方面へ走ってくると、右手に不自然なものが見える。
明らかに北海道の風景じゃない上、メンテナンスされてる風でもない。
最初の違和感は瓦屋根だったんだけど、よく見ると五重の塔とか、ますますオカシイ。
道路を回って見てみると、正門?に「……天」、最初2文字は旧字かな?
「社有地につき立入禁止」。中は舗装の隙間からも草が生えている。
長いこと人手が入ってないってことだね。
フェンスの隙間から撮影。いやー、入ってみたい。
帰宅後、調べてみると「天華園」という清朝の宮廷庭園をモチーフにしたテーマパークで、15年前に閉鎖された施設だということがわかった。
営業期間が92年から99年で、唐沢寿明版の西遊記(94年)ロケにも使われたらしい。
生まれてこの方ずっと北海道にいるけど、このテーマパークは初めて知った。コマーシャルとかやってたっけ?
ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学
マッサンで人気のニッカウヰスキー余市蒸溜所を見学してきたので、今回はその話。
駐車場から竹鶴政孝記念公園を通り、工場施設へ。
ちょうど紅葉が綺麗な季節。
正門、アーチの上にニッカウヰスキーの紋章?
ニッカといえば、このおじさん。W・P・ローリー。
ここが一番メジャーな施設? の蒸溜棟。
今でも石炭で蒸溜している。
しめ縄は造り酒屋同様、いいお酒ができますようにってことで。
洋酒にしめ縄、竹鶴さん家同様和洋が融合してて、なんか良い。
粉砕・糖化棟と発酵棟は現在工事中で見学できなかった。横に、
大日本果汁(=後のニッカウヰスキー)の旧事務所。昭和9年建築。
大日本果汁 → 日果 → ニッカ ということらしい。
施設うち、大半の面積を占める貯蔵庫。ここはそのうちの「一号貯蔵庫」。
ん~、熟成してるっぽい… んだけど、
ココは見学用の倉庫なんで、樽は空っぽ。
試飲バーを通り、
ウイスキー博物館へ。
もちろん、古いニッカの製品も展示されている。
最後はお楽しみの試飲。今日は「鶴17年」と「余市10年」。
歴史を知り、製造工程を学ぶと更に美味しく感じる。
2014年 東北の旅 8/8
2014.09.20 青森市 → 北海道
明るくなってから道の駅周辺の景色を見てみると、何か島があった。
湯の島と言って、渡し船で渡れる小島らしい。
さて、フェリーターミナルへ行こう。
青森市内(地図1)で思い出した。成田亨ですよ。美術館に行ける日程にすりゃ良かった。
「大盛りを 3つください 3ないじょ」。三内丸山遺跡も見たいね。
フェリーターミナルに到着して10時の出港にそなえる。
今日乗るのは新造船、ブルーマーメイドの
ビューシート。リクライニングができる予約席、100vのコンセントもあって良い。
ビューシートからの眺めはこんな感じ。
シートでウトウトしながら3時間40分で函館(地図2)に到着。ナッチャンworldが見える。
前は繁忙期のみの運行とかやってたけど、最近はやらないのかな?
さて、北海道に帰ってきたよ。
北海道について、まずは渡島大野駅(将来の新函館北斗駅)へ。ずいぶんできたね。
あと1年半ってトコ。
渡島大野駅から道道262号で大沼方面へ。在来線の跨線橋が新幹線の高架に当たりそう。
将来どうするんだろ? 在来線を踏切にするとか? まさかね。
国道5号に合流、今日は駒ケ岳がよく見える。
遅い昼ごはんを食べるためラッキーピエロの森町赤井川店(地図3)へ。
すげぇ混んでる。
チャイニーズチキンカレーを大盛でいただいて、帰路へ。
国道5号で八雲へ。単管バリケードは最近色々増えて動物のとかもあったけど、ガチャピン・ムックも。
この二人もキティさん同様、仕事選ばないねぇ。
八雲、いつもの超長い直線を抜け、
長万部(地図4)へ。日も暮れてきたから高速道路に乗ろう。
高速道日本一 橋長1,770mでお馴染み、長流川橋を渡る頃には17時半。
有珠山SA(地図5)で一休み。そろそろ明るさ的に写真が取れる限界。
今日も天候に恵まれて、駒ケ岳まで見える。あと2時間くらい走れば今回の旅は終了。
で、今回の旅の感想。
2年ぶりの東北は、震災後大きく変わったところとそうでない所が顕著になったという印象。
特に幹線道路を中心に風景が戻りつつ有るんだけど、
もともと人の少なかった場所、あるいは幹線を外れた場所はまだまだ。
タイミングよく国道6号開通の日に走ることができたんだけど。
生きてる道路とそうでない道路の違いは、草とか看板に出ると思う。
石ノ森萬画館もようやく行けたなぁ…
大瀧詠一のこともあって、今年は岩手県の梁川へ行かなきゃ! と思ってたんだけど、
わりとその近所に20数年前の思い出の地「人首」があったってのも縁だねぇ。
旅の途中、祭に出会うと得した気分になる。今回は久慈市の秋祭りに出会った。
NHK朝ドラのパワーってのはすごいもんで、平日でも聖地巡礼の人が絶えない。
今回最大の反省点。フェリーは帰りこそ長距離航路に乗るべき。
その方がゆっくり現実世界に帰ることができる。次はそうしようと思いながら、今回の旅は終了。